これまでの落石防護柵と予防柵はそれぞれ個別に対策せざるを得ませんでした。冬季間に落石対策用の防護柵が倒壊した例も報告されています。ヨーロッパで落石対策として多用されている三角ネットの落石予防柵は、落石対策工として極めて有効であることが実証されています。そこで、ヨーロッパで普及している三角ネットを用いた防護柵を改良して、落石予防工と落石対策工を兼用できる防護柵「三角ネット」を開発しました。勿論、落石対策に限定した場合でも、この三角フェンスは500kJ程度までの中規模の落石対策工として極めて有効です。
近年、土木構造物の設計には、安全性、使用性、経済性と共に環境性が重視されています。これまでの予防工では、あまり環境性を重視せずに防護柵を作るために、斜面上の樹木を伐採し、地山を掘削し、コンクリート基礎を作り自然環境を痛めてきました。 本工法では、コンクリート基礎を作る必要はありません、大きな掘削もありません、重量の大きい骨材の運搬もありません。現在問題となっているCO2の削減に貢献する樹木はほとんど伐採することなく架設が可能です。
重錘落下実験
重錘衝撃実験では、300kJ及び400kJに相当する落下の衝撃エネルギーを重錘の自由落下で再現して確認しました。
動的FEM解析により三角フェンスの挙動をシュミレーションすることが出来るので、安心して導入することが出来ます。
雪圧による変形
落石時の変形
STEP01 支柱資材運搬
急峻な地形も短尺軽量部材なので運搬架設は容易です。
STEP02 支柱組立て
支柱・部品をボルトによる接合により組立てるので、大型機械は不要です。
STEP03 三角ネット組立て
支柱頭部に三角ネットと控えワイヤーを取り付けます。
STEP04 支柱建て込み
策動や移動式クレーンにより支柱を立ち上げます。立木を用いてウインチと人力による施工も可能です。
STEP05 三角ネット連結ロープ取り付け
三角ネット下端を山側アンカーに固定し、控えワイヤーを谷側アンカーに固定します。隣り合う三角ネットを連結ロープで編みます。
STEP06 完成状況
自然環境を損なうことなく、景観に調和して出来上がりです。
STEP07 積雪時の状況
瀬見予防治山工事
施工場所:山形県最上郡最上町瀬見
Q
本当に安全ですか?
A
Q
急勾配の立地でも施工できますか?
A
Q
耐用年数はどのくらいですか?
A
Q
点検や補修はどうすれば良いですか?
A
Q
公的機関に認められているのですか?
A
卓越した専門技術者による最適な施工・工事を提供させていただきます。
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